薬剤部のご紹介

当院は消化器専門病院として、特にがんを専門とし地域の皆様に支えられ医療活動を行っています。
薬局では薬にかかわる全ての業務にかかわっており、現在13人の薬剤師が薬局内だけではなく病棟や外来における抗がん剤の混注業務や治験などの分野で活動を行っています。
薬剤師もまた専門性を生かし、チーム医療の一員として活動し日々の業務に埋没することなく専門性をより追及するために、研究・学会発表を行い患者さんの薬物治療に関わっていきたいという理念のもと活動を行っていきます。

薬剤部の務案内

1.調剤

1日平均、外来処方は150枚、入院は50枚の調剤を行っています。外来処方はオーダリングシステムが導入され、処方箋は診察終了後すぐに発行されます。薬局ではオーダリング連携の調剤支援システムが稼働しており薬袋やお薬の説明書、お薬手帳のラベルが即座に発行され迅速で正確な調剤を行えるようになっています。また飲み薬の1回量分包に対応していますので遠慮なさらずにお申し出ください。

所有機器
  • 散薬監査システム
  • 散薬分包機2台
  • 自動錠剤分包機2台

2.薬剤管理指導

入院患者さんの服薬指導は全ての科で実施しています。お薬の飲み方や作用の説明や副作用の有無の確認等患者さんが安心してお薬を服用できるように薬剤師がサポートしております。
薬剤管理指導  500件/月

3.注射薬調剤

入院の患者さんの注射薬は薬局で患者さんごとに1日分のセットを行っています。

4.混注業務

高カロリー輸液

高カロリー輸液という食事ができないときに使用する点滴を薬局で混注を行っています。高カロリー輸液はカロリーが高いために細菌に汚染されやすいので清潔な場所で作る必要があり薬局内にクリーンベンチを2台設置し毎日調整しています。
混注件数  1000件/月

抗がん剤

当院では抗がん剤の取り扱いは薬局でお薬の量や間隔の確認を行い薬局内で混注を行っています。
外来での抗がん剤治療も積極的に行っており点滴治療室の隣に薬局の分室を設けています。
この分室内には安全キャビネットという抗がん剤の混注のための装置を設置しており点滴の指示が出るとすみやかに分室内で薬剤師が混注を行い患者さんの待ち時間を短くすることに努めています。
抗がん剤混注件数   100件/月

5.製剤業務

製薬会社が製造していない特殊なお薬を薬局で調整しています。

6.治験管理業務

製薬会社で研究し創られたお薬はそのままで使用出来ません。お薬の開発の最後の段階として実際に患者さんに使っていただき効果と安全性を確かめるために臨床試験(治験)を行う必要があります。
当院でも臨床試験を行っており薬局内に治験管理室を設け治験薬の管理や資料の管理やお薬の説明など安心して参加できるように薬剤師がサポートしています。

7.医薬品管理業務

院内で扱う医薬品について適正な量を購入し、使用期限などの管理を行っています。在庫管理は専用のシステムを導入しており発注はオンライン発注で行っています

8.医薬品情報管理業務

医薬品の安全な使用には情報の管理が必要で薬局内に医薬品情報室を設置し医薬品の情報の管理を行っています。

9. 薬学生実習病院

次代を担う薬剤師の育成も使命と考え薬学生の臨床実習を積極的に受けています。

受入大学実績
  • 北海道大学
  • 北海道医療大学
  • 北海道科学大学
施設基準
  • 薬剤管理指導料
  • 無菌製剤処理加算
  • 外来化学療法加算1
  • 病棟薬剤業務実施加算1

近隣の保険薬局の方へ

当院に通院される患者さんの服薬情報の中で、「緊急性がなく疑義照会には至らないものの、治療上必要となるような服薬情報」を処方医に対して情報提供を必要とする場合には、服薬情報提供書(トレーシングレポート)をご利用いただき、FAX 011-784-1838(代)により情報提供をお願い致します。

下記の様式をダウンロードしていただき、事項をご記入いただいた後、FAXにて薬剤部までご送信ください。FAX 011-784-1838(代)

登録レジメン一覧

北海道消化器科病院で施行されるがん化学療法は、がん化学療法運営委員会で審査・承認されています。 投与量、投与スケジュールは患者の状態によって変更される場合があります。

下記がん腫名をクリックすると、現在運用しているレジメンの一覧が表示されます。